屋根材の種類とその特徴
屋根材には様々な種類があり、塗装や修理方法は屋根材により異なります。
また、耐用年数、強度、メンテナンス性も違いますので種類と特徴をきちんと把握しておくことが大切です。
屋根材には、大きく『金属』、『スレート』、『瓦』の3つに区分されます。
金属屋根の特徴
金属屋根は一般的にガルバリウム鋼板とも呼ばれ、屋根材の中では最も軽量で加工もしやすく比較的自由な形状で屋根をつくることが可能です。
軽量なことで建物への負担も少なく耐震性が高いとされています。また、値段も安く40年前後といわれている耐久年数が大きな魅力です。
ただし、断熱性、防音性の面では若干性能が低いとされています。
断熱性や防音性の欠点を補ったガルバリウム鋼板もありますがこちらは多少高価なものとなります。
スレート屋根の特徴
スレート屋根は粘板岩を加工した岩を材料とした屋根です。日本瓦と比べて軽く、耐久性もありますので今では屋根材として多く使われています。
スレートは軽量で耐震性に優れているだけではなく比較的安価な屋根材ということで根強い人気があります。
色も豊富ですのでデザイン的にこだわる方にもおすすめです。
ただし、塗装など定期的なメンテナンスが必要な屋根材ですので、その手間とコストは金属屋根よりもかかってしまうことがあります。
瓦屋根の特徴
瓦屋根は日本では古くから使用されており、今でも実際によく使われます。瓦は焼き物の屋根材で、他の屋根材よりも重量が重くなるのが特徴です。
ですので、構造が不十分な建物ですと耐震性が極端に低くなる場合もありますので注意が必要です。
瓦屋根は古くから使用されているという点でお分りいただけるように半永久的に使え、他の屋根材と比較しても断熱性、遮音性、耐久性の面で優れているというメリットがあります。
ただし、瓦自体の割れ、ヒビによる雨漏りが発生すると逆に建物の修理費が高くなる場合が多いと言われています。